今思えばこの視察に行くのも一苦労でした。自治会加入促進ということで視察に行かれる場合はすぐに決まるのですが、

前例がない子育て支援だと結局のところ行く必要があるのか?赤江でいいのではないか等地域事務所に指摘され、では役員会で決めればいいではないですかと開催してもらい、役員の方は皆さん子育て支援なんでしょう?行けばいいじゃないのと言って下さり視察も行けたのです。こちらも遊びに行くのではなく先進地のお話を本気で聞きにいっているのです。報告資料もかなり提出しておりますが、その後の報告会で配られたのはたったの1,2枚それも今考えればパワハラだったのだとわかります。

ただこの時の小倉での視察は今の活動にかなり影響を及ぼしているので行かせていただいたことには感謝しております。

その中の言葉に「自治会も何も現在うまくいっていないのだから そこを頑張るよりも、新しいことをやったほうが早いよ」の言葉は実は目から鱗で、そうか井戸の中で必死に叫ぶよりも、外にでて自由にやったほうが面白いかもしれないと現在に繋がります。意識だけでこれだけ違うのですから視察も有益に使うといいのだなと今でも思っています。

子育て実行委員会におけるリーダー育成事業の経緯

 

 

 

 

 

※ 「子育て支援がつなぐ、広げる、まちづくり」実行委員会(略称子育て実行委員)が出来た経緯

 

・平成26年度第2回地域協議会において、魅力発信プランを作成した経緯の説明がありその中には、自治会未加入対策も含まれており、その後研修を行いたいという提案があり、協議会で承認されました。

 

 

 

・事務局(地域事務所)からも他の団体にも研修機会を与える必要があるので企画提案して、役員会の承認を受ける形で研修を認めるという事業計画案内がありました。

 

 

 

・地域魅力発信プラン中の、「地域の活性化や若者のまちづくりへの参加を促し、暮らしやすい地域づくりへの取り組み(子育てしやすい環境整備)」は趣旨も目的も同じであるという事で、個々で繋がっていた子育てメンバーが集まりました。

 

 

 

・地域課題である(国もですが)少子化対策や若い世代のまちづくり参加強化のためにも(自治会未加入対策とも通じるので)と子育て支援に力をいれることで母親同士が繋がり、子供達が繋がり、多世代交流の仕掛けをまちづくりで発信していくことで絆を深め活力あるまちづくりを目指したいとH27年より提案し福岡フラウに視察に行かせていただきました。とても勉強になりました。

 

 

 

・以上の経緯については感謝しております。

 

 

 

 

 

平成2712月報告書において次年度も引き続き活動を続けていく旨記載

 

 

 

平成28年度リーダー育成事業の記載もあり、広報誌においても子育て実行委員は視察検討と記載。勉強会は事務局負担も考え自己負担で会議を行う

 

 

 

平成289月事務局員2名も交えた勉強会において新たなコミ二ティ作りやコワーキングスペース秘密基地の話になる

 

9月宮崎市商店街において「僕らの街に必要なコワーキングスペースってなんだろう?」と題する秘密基地講師によるワークショップ開催)

 

 

 

平成28年。元事務局員を通して規約のこと、視察人数のこと、予算のことを確認する。

 

予算はあるから大丈夫であるとの回答を得る

 

 

 

昨年から続く事務局不備も考え自己負担で会議を行い、会議において子育て実行委員会自体ではありませんが各メンバー個人の活動団体では視察される側になっていますので現在九州内での視察に行くことで、新しい展開が学べる妥当な場所はないかと検討していたところ秘密基地含む小倉などの新しいコミ二ティの作り方や在り方に、地域課題を解決するヒントがあるのではと視察先として妥当ではないかと考えました。

 

(各個人の団体や活動は企画書に明記)

 

 

 

 

 

 

 

平成2812月 メールにおいて来年2月にコワーキングスペース視察を検討していますが、と確認を行うも別件に対する返答のみだったので問題ないだろうと了解を得たものと考える

 

 

 

平成291月 自発的に忙しいメンバーの日程調整、視察先の打診(断られれば企画を出すまでもないので)、確認まで準備をして書類提出したつもりだったのですが事務局、事務所とのコミュニケーションがうまくいかず書類不備による至らない点があったようで訂正して提出を行う。

 

 

 

 

 

事務所側としては視察決定の権限はないものの、この企画書では承認できないのではないか、小倉に行くことは妥当ではないのではないか、とのことだったので役員会を開いてもらい子育て実行委員長が説明と経緯を話し、承認を経て、H29年、216171泊2日の小倉視察の承認を得る。

 

 

 

報告書は別紙掲載

 

 

 

 

 

中央東まちづくり推進委員会

「平成28年度 リーダー育成事業」

「子育て支援がつなぐ、広げる、まちづくり」実行委員会

 

目的

 

 自治会加入率の低下により地域コミュニティ力が破綻しかけている中央東地区において、今のニーズに合った新しいコミュニティ(自治会協働)の在り方を学び若い世代を巻き込んだまちづくりを活性化するために、今全国で一番まちづくりが注目されている小倉地区のその中でも若い世代がつくりあげているコワーキングスペース「秘密基地」を視察しまちづくり活性のヒントを得て、

 

若い世代のまちづくり参加強化のためにも、絆を深め活力あるまちづくりを目指します。

 

 

 

課題

 

 宮崎市の中でも中央区である中央東は自治会加入率も40%以下となり若年層の転勤続も多く次世代の担い手が育っても流出しやすいこと、また地元の担い手が育ちにくい仕組みの問題があります。

 

また、一見行政の施設は恵まれている中央東ではありますが、仕組みが利用者視点ではないためまちづくりの根本であるコミュニティが形成される居場所としてはそぐわないのが現状です。

 

 

 

課題解決のために

 

まちづくりへの感心の高い住民や地域の子育て支援経験者やNPO関係者を公募し実行委員を結成し、先進地の視察研修をすることによりお互い気が付いていない世代間ギャップにより立ち行かない昨今の地域コミュ二ティを、より若い世代が参加しやすい時代のニーズにあった、子供達の未来のためにも内容を考えて具体的な解決案を見出して行きたいと考えます。

 

町のコミュニティ活性(自治会を含む)こそがまちづくりであると考えておりますが、そのような点においては「自治会加入促進」の目的となんら変わりません

 

 

 

具体的に

 

昨今広まってきている「こども食堂」のように居場所を拠点とした小さな地域コミュニティのニーズが強まっています。

 

※子ども食堂とは・・貧困の子どものためのものではなく、地域で子どもから高齢者までを見守ることが目的。

 

 

 

すなわち自治会と若い世代をつなぐ役割を担うものが必要であると考えます。平成27年度視察後、キッズ部会が実施した子育て世帯アンケートにおいても明確ですが(290人中必要と回答は216人)、常設サロンのようないつでも多世代交流ができるような居場所を求める声が多く、報告書においても記載しましたが、中央東まちづくりとしての居場所(迎える人を含め生活者視点に特化した)をゆくゆくは作りたいと考えています。実行委員勉強会に来ているメンバーは中央東地域ですでに活動を始めている者たちですが、現場だからこそ身にしみて感じる今後のダブルケア問題(子育てと親の介護を同時にしなければならない世帯)、団塊世代のダブルケア(実の親の介護と孫支援)、宮崎県の自殺率の高さも大きな問題だと感じているからこそ、地域での小さなコミ二ティで見守れるような居場所作りを行いたいと考えています。そしてそれが人を繋げ、広がることでより良いまちづくりへと発展すると信じております。

 

 

 

 

 

なぜ「コワーキングスペース秘密基地」なのか?

 

 

 

秘密基地とは北九州市小倉にある、空家スペースを活用した夜にはパブにもなるコワーキングスペースです。

 

 

 

コワーキングスペースとは2005年頃からサンフランシスコを中心に始まったワーキングスタイルです。主にフリーランス(個人事業者)およびスモールカンパニー(小規模法人)が、オープンなワークスペースを共用し、各自が自分の仕事をしながらも、自由にコミュニケーションを図ることで情報や知見を共有し、協業パートナーを見つけ、互いに貢献しあう「ワーキング・コミュニティ」の概念およびそのスペースを指します。

 

 

 

ただ私達は商業目的のコワーキングスペースを見学しに行くのではありません、それだけであれば宮崎市内にもあります。子どもや高齢者は勿論住民のための気軽に集まれる居場所作りを本気で考えているからこそ、秘密基地の既存のやり方ではない行政の条例なども活用しつつ住みやすいまちにするためにどうすればよいのか自分達のアイデアで資金を調達したり、代表はもとより人材の素晴らしさや育成の行い方など。創業塾など実際に行われている活動の中でのHPやブログではわからないところを学ばせていただきたいと考えています。

 

 

 

既存の自治会頼みのコミ二ティは現在崩壊しつつあります

 

その人の良心とボランティアだけに頼っているのでは残念ながらこれからの事業の継続性は見込めません。今も身を粉にして頑張ってらっしゃる大先輩を目にしますが尊敬と感謝で一杯です。

 

しかし、これからの若い世代はゆとり世代とも言われますがそこまでできるか疑問ですし、地域の繋がりは大切にしながらも新しい取り組みをしていかないとこれからの未来は厳しいと感じます。そこで考えるのがコワーキングスペースと居場所となる共有スペースを一緒にできないかということです。コワーキングスペースの収入を資金源に、またそこを利用する働く世代のスキルとアイデアをまちのコミ二ティ作りと多世代交流に反映できるのではと考えているからです。

 

 

 

独居老人の問題も急に社会と関わりたくないと思ったのではなく、仕事ばかりで忙しく他の社会との繋がりを若い頃から持てなかったことが原因ではないでしょうか。

だからこそコワーキングスペースという基本的には仕事をしている世代が活用するという利点をいかしながら自発的にまちづくりに参加してもらうことで様々な世代の新しい交流が生まれるのではと考えています。

 

 

 

メンバーはまちづくりとは地域住民自らが

 

地域住民視点で(行政視点ではなく)

 

自発的に(強制ではなく)

 

住みよいまちへとする事

 

だと私たちは考えているか

 

らこそ、新しい仕組みを学びたいと昨年度から企画提案しております。微力な

 

がら皆が幸せを感じられるようなまちづくりを子供達にわたしていきたいと思

 

います。 

 

 

 

視察検討先

 

 

 

「コワーキングスペース秘密基地」とその周辺、子育て支援センターなど。

 

802-0002
福岡県北九州市小倉北区京町2丁目2-19小倉ジャンジャンビル
3F
Tel: 093-967-1003
月~土曜8:0023:00 (休日:日曜、祝日)

 

HP http://coworking802.com/archives/49

 

 

 

小倉駅市街地において子育て中の母親が移動しやすい環境なのか、お店を利用しやすい環境なのか、北九州市におけるまち・ひと・しごと創生総合戦略が実際まちに反映されているのか視察予定。

 

 

 

岡秀樹(おかひでき)

 

 

 

建築・都市を専門とする事業戦略コンサルタント。クライアントは行政や民間事業者。ゼロイチフェーズにおける新成長産業のプロデュース。施設設計、ブランディング、WEBマーケティングでバランス良いカタチへ導く。

 

 

 

秘密基地 代表者

 

株式会社HOA 代表取締役

 

公共空間リソース利活用実行委員会 会長

 

(一社)まちはチームだ 代表理事

 

出身校: Architectural Association School of Architecture

 

出身校: 豊橋技術科学大学 建築・都市システム学

 

福岡県 北九州市在住

 

福岡県 北九州市出身

 

 

 

 

 

渋谷 健 (しぶやたけし)

 

クリエイティブ・ファシリテーター

 

フィールド・フロー株式会社 代表取締役
一般社団法人OSTi 副代表理事
一般社団法人まちはチームだ 副代表理事
一般社団法人Project72 理事
株式会社リキッド・デザイン・システムズ 取締役
株式会社ライフ・インフォメーション・プロジェクト 顧問

 

2002
米・コンサルティング会社Accenture入社。コンサルタント。

大手アパレル/飲料メーカー/商業施設運営などの事業者他、製造流通業を対象とした業務・ITコンサルティングの提供、中国での開発センター立上、および社内人材育成プログラム開発に従事。

 

2007
サントリーグループ株式会社エイチビーアイ入社 リーダー。

飲食チェーン、ホテルチェーンに対する経営・新規事業開発コンサルティング、人材育成プログラムの提供。株式会社ナチュラシステムズ、エーザイ株式会社 知創部、東京工業大学 妹尾准教授との協働研究に参加し、実践方法論「知識創造による持続的業務改善手法」を日本BPM協会にて発表(2008年)。同方法論を適用し、自社システムの運用業務コストを半年で79%改善。

 

2010
株式会社ゼンリン入社。マネージャー。

新規事業の開発、および経営戦略を担当。
日本BPM協会の一般社団法人化プロジェクトに参画(2013年一般社団法人化)。オープンデータ推進団体 LODチャレンジ実行委員会の立上参加、オープンデータの啓発活動を展開。産学官連携コンソーシアム 九州IT&ITS利活用推進協議会 の立上、事務局就任。北九州市にて行政によるスマートシティ勉強会の立上。その他、個人活動として米・MIT発のイノベーション理論「U理論」の普及活動に参加。

 

2014
フィールド・フロー株式会社 設立。代表取締役。

ベンチャー企業・中小企業の事業育成支援に従事。助成金獲得や産学官連携プロジェクトの推進を支援。
株式会社ライフ・インフォメーション・プロジェクトの顧問に就任し、地域活性化・まちづくり事業に参画。
九州ヒューマンメディア創造センターの主幹研究員として、北九州の情報産業振興策の策定・推進を行う。
NPO
法人ブロードバンドスクール協会 理事に就任、防災スキル育成プログラム「Project72」の普及活動を行う。その他、九州地域にて「U理論」の講師や、地域密着型イベントのプロデュースを行う。

 

2015
地方行政ICTフォーラムを事務局長として成功に導く

 

20161
農林水産省の知の集積事業にてオープン・イノベーションのファシリテーターも務める。

 

 

 

 

 

 

 

 

    H28年度実行委員勉強会参加者

 

 

 

      ・宮崎市中央東まちづくり推進委員会 キッズ部会 

 

・中央東地域自治区地域協議会委員

 

・宮崎県男女共同参画推進委員

 

・宮崎市民活動団体 

 

NPO法人

 

・傾聴ボランティア

 

・婚活サポーター

 

・セラピスト

 

  ・(元)放課後子ども教室コーディネーター

 

  ・(元)学校評議員

 

  ・カラーセラピスト

 

  ・演劇指導員(不登校対策~発達障害グレーゾーン支援)

 

  ・傾聴ボランティア

 

・宮崎市子ども会育成連絡協議会

 

・ボランティアコーディネーター

 

  ・宮崎県道づくり

 

  ・保育士

 

  ・地域福祉事業者

 

TLCファイナンシャルプランナー

 

・キッズ・マネー・ステーション 

 

・上級終活カウンセラー

 

・元幼稚園教諭

 

・知的障害児教育

 

・ロコモ体操指導士

 

・アロマセラピスト

 

・民生児童委員

 

・ファミリーサポーター(援助会員)

 

・こども食堂関係者            

 

 

 

一部紹介ですが地域で現場で活動されている方との勉強会を行っています。

 

 

 

 

 

 

 

視察研修後

 

 

 

  1. 実行委員会での協議事項並びに視察研修の内容を報告書としてまとめたものを3月の地域協議会で報告予定。

 

 

 

 

 

  1. 平成29年度も活動を続け、後々は常設の居場所作りとして自治会、社協、男女共同参画センター、育成会、子ども食堂、などと連携していきたいと考えています。また補助金やボランティア頼みでは継続性が難しい現実も踏まえ、視察を活かした自ら資金を作り出せる仕組みがないか検討していきます。

 

 

 

 

 

  1. 平成29年度の事業として中央東のより良いまちづくりのためのワークショップを部会、地域協議会、住民交えて行いたいと考えています。

     

    メンバーはよく市や県主催のワークショップに参加しますがほぼ講師は県外の方でまた長時間のワークや講座なのに中身のうすいもので実施に役立ちにくく参加者の目的がわかりにくいと感じるものが多いと感じています(勿論素晴らしいものもありますが)秘密基地では事業としてよくワークショップなどを行っているので効果の出るワークショップのお話も伺ってからそれを元に行いたいと考えています。

     

     

  2. まちづくりにおける 若年層の参加、自治会啓発も含めアンケート記入用紙と意見箱のようなものを中央東内の子育て支援センターなどに配置できないかと考えています。それらまとめたものを提言し、すぐにでも実施できるものに対してはメンバーで活動していきます。

 

 


「 子育て実行委員会 視察研修スケジュール  」

 

2月16日(木)13時半~15時 

 

 コワーキングスペース秘密基地視察研修(岡秀樹氏)

 

         15時~17時

 

         スタッフ対応

 

         20時~22時  

 

コワーキングスペース秘密基地視察

 

<北九州ウーマンプロジェクト>を推進するための動画配信を視察

 

 

 

  2月17日(金)10時~12時 

 

北九州市立子育てふれあい交流プラザ「元気のもり」AIM3階視察

 

         12時~1230

 

         若者と女性の就職支援施設AIM2階視察

 

         

 

◆コワーキングスペース秘密基地視察研修報告

 

 

 

秘密基地代表 岡 秀樹氏 について。

 

建築・都市を専門とする事業戦略コンサルタント。クライアントは行政や民間事業者。ゼロイチフェーズにおける新成長産業のプロデュース。施設設計、ブランディング、WEBマーケティングでバランス良いカタチへ導く。

 

 

 

秘密基地 代表者

 

株式会社HOA 代表取締役

 

公共空間リソース利活用実行委員会 会長

 

(一社)まちはチームだ 代表理事

 

出身校: Architectural Association School of Architecture

 

出身校: 豊橋技術科学大学 建築・都市システム学

 

福岡県 北九州市在住

 

福岡県 北九州市出身

 

「コワーキングスペース秘密基地」 

 

802-0002

 

福岡県北九州市小倉北区京町2丁目2-19小倉ジャンジャンビル3F

 

Tel: 093-967-1003月~土曜8:0023:00 (休日:日曜、祝日)

 

HP http://coworking802.com/archives/49

 

 

 ◆岡代表との質疑応答概要一部抜粋

 

・協働事業はどのようにお考えですか?

 

 

 

秘密基地という変わった交流の場があることで人が集まり、創生塾などでの人材育成が促進され、自ら繋がりいろんなイベント企画など得意分野を生かした結果自然な形で協働事業になっている

 

 

 

行政との繋がりはどうされていますか?

 

 

 

秘密基地という今までにない交流の場を開設してイベントを企画運営していたらたまたま行政から声がかかった。行政の持っている資金支援は受けるが、責任を持って自分達で行い、実績として必ず行政に返すという考えで行っており、秘密基地に集まるメンバーに行政批判などする人は誰ひとりいない。(創生塾哲学)

 

自分達でやったことはまるごと成果なのは変わらないので、行政の欲しい実績は快く差し上げる。パブリックビジネスという考え

 

行政が苦手であるリスクや投資は得意である民間が行い、民間が苦手なマネージメントやまとめる、伝える力は得意な行政が行う。お互いの得意分野で一緒にチームとして行う。

 

 

  商店街や企業との共催はどのようにされていますか?

 

 

 

  地元の食材、地元のお店が出展するフードフェイスティバルが最初の企画でありその後も毎年開催している

 

協賛マネーを考えている  生CM(リアル配信)商店街のボランティア、

 

掃除など

 

 

 

・世代間ギャップのコミュニケーションはどうされていますか?

 

 

 

今までの箱モノや、既存のやり方でうまくいってないことには折り合わない、発想のおもしろい人が集まる空間を作り、あくまで自ら貢献しよう、わかちあおうとする人と繋がり新しいものを作っていくことに集中するので秘密基地では働く世代が主に来ているという結果になっている

 

 

 

 

 

・子育て世代を母親だけではなく家族での参加ができるようなイベントでの多世代交流を考えています。何か良いヒントがありましたらお願いします。

 

  

 

フードビジネスを毎年企画している

 

  子どものいない若い世代が核のためパブリックビジネスを成長させて資金確保ができてからのこれからと考えている(まだ2014年からのスタートなので)

 

 

 

・より良いコミュニケーションのためのイベントはどのように考え、どのように実施されていますか?

 

 

 

  コミュニケーションの場としての秘密基地があり、学びの創生塾があり、発信するSNSや生動画配信などは勿論のこと、コミュニケーション=イベントへ発展の自然な流れが確立されている

 

  まずは交流できる場作りが一番大事。

 

 

 

・イベント告知は主にどのような手法を使われていますか?

 

 

 

  おもしろい発信力のある人が集まるため、そこにコミュニティができ自然な流れで告知へとつながっている(何もしなくてもFacebookやクチコミなど個々が発信するため)秘密基地内には掲示板コーナーやチラシコーナーなどがある

 

 

 

人材の確保や育成はどのようにされていますか?

 

 

 

  いつでも集えるコワーキングスペースでの自然な繋がりと創生塾が核である

 

(チラシ参照)

 

また一般社団法人まちはチームだ!を作ることで集まる方の企画のアドバイスを行い手伝うこともあるし、行政への紹介などパイプ役としても活動している

 

 

 

・未来そのものである子供たちを守るためにも若い世代の地域での繋がりを作りたいと望んでいますが、コワーキングスペースがあることによってどのような絆がうまれ、また地域のまちづくりに貢献できている事例をお伺いしたいと考えています。

 

 

 

創生塾によってつながりが生まれている。SNS発信やファシリテーター力などこれから生きていくのに必須な哲学を含めた講座を展開している。その中においてお互いの強みを生かして補いあって、より高いところにいきましょうという考え

 

コワーキングスペースがあることによりすぐに話し合いの場が持てる(プロジェクターや黒板、ボード、カフェなど常備してある)

 

創生塾は他市や大企業から人材育成として依頼されて開講するほどの人気であり、ゆくゆくはそこで育った人材の力でまちづくりをと構想している。

 

 

 

・これは埼玉県になりますがコワーキングスペース7Fでは創業支援・就労支援以外にも、子育て支援、地域の課題解決の場としても、必要とされる場を目指しているということで託児施設との連携をとっていますがそのようなことは秘密基地ではお考えでしょうか?

 

 

 

秘密基地もまだ2014年にオープンしたばかり、独身者も多く今できることに集中した後にやっていくことかもしれない、岡代表個人の考えとしては宮崎のように土地が沢山あるのであれば子供達が自分で作って自分で食べるような農作業できるフリースクールがあってもいいのではと話された

 

海外留学経験もあるとのことで先進国の中での戦後変わっていない日本の教育の遅れをひしひしと感じていて、自ら考え行動できる生きる力を育む教育の大切さを話してくださいました。そういうこともあっての創生塾なので宮崎にもぜひ講師として呼んでくださいとのことでした。

 

 

 

・まちづくりとして参加する方々の継続を考えても、志とそろばんの両立を望んでいます。何かよいアドバイスがあればお願いします

 

 

 

与えるものが与えられるという理念のもと 奪う・所有する・成功するという「競争する社会」から、貢献する・共有する・幸せになるという「創発する社会」への転換を謳っている

 

そういうことを元に企画して実績をあげていたら、たまたま行政から声がかかってきたけれども、初めから行政との繋がりをもって企画してもよかったのかもしれない 秘密基地は運が良かったけれどもできれば初めから協力しながら作る方が良いのではと話されました。そしてきちんと行政の欲しい成果やデーターベースを先に与えることで信頼関係を結び、地方創生の補助金など新しい企画で資金を獲得してきている。

 

これからの社会は多様化して新しい働き方や女性の生き方も変わるのでそこのニーズにあった企画はいくらでもできるはず 

 

まずは拠点となる他にはない「居場所」があってすべての事が回ってきた、おもしろい人材が集まるような、そして成長できるような創生塾もあり、そこから個々が発展している例もあるし、秘密基地がアドバイスのみの場合もあるがそれでもいいと思っている。発展的な居場所としてのコワーキングスペースである。

 

(夜はアルコールも出ることで雰囲気も変わり新しいアイデアが生まれやすいという利点もある)

 

また成果の見せ方は自分達のためにもなるけれども行政との良い関わり方として信頼しあえることが事業の継続性にも繫がるのでぜひメディアは活用していくことをすすめられました。

 

 

 

 

 


これからの時代SNS発信は常識

  ローカル向け動画配信の様子

 

  携帯などのアプリで見ることができる。

  視聴者数の数、コメントの数、内容、全てが表示さ 

  れる。(今回はキタキュウウーマンプロジェクト)

 

  

◆「北九州市立子育てふれあい交流プラザ 元気のもり」    視察研修報告

チラシではわかりにくいですが総工費9億以上、1000平米の広さです。

視察日には保育園団体利用が2組、私達以外の視察も1組入っていましたが全く気にならないほど広い施設で子供達ものびのびと楽しそうに遊んでいました。プレイルームには平日でも8名の保育士が常駐し土日にはもっと増やすそうです。

 

 

 来館者も平日でも500名から800名、土日では1000名以上、雨天だと2000名に達する日もあるそうです。また子育ち、親育ちという理念の中、丁寧な細かい配慮とワクワクの遊具。チラシにおいてもわかりやすく全てのものが一箇所で確認できる親目線、初めての子育てで不安な人はこの施設に来るだけで全てが網羅できるという完璧さにただただ脱帽でした。

 

 

 

見れば見るほど完璧な子育て目線。相談ルームの子供用おもちゃもおざなりのものではなくびっしりの本棚とおもちゃの種類、これなら機嫌よく子供も遊んでくれて個室でゆっくり相談もできるでしょう、リラクゼーションルームはアロマが焚かれ、料金無料のマッサージチェア、小劇場や遊び心のある作り、カラーの使い方もいいので情緒的なところも考えているようです。スタッフの方の話の中で行政側から「これだけの施設を作ったのだからあとは君たち(民間)が魂を入れるんだよと言われ日々努力しているところです」と大変そうに言われたのですがその会話ができる意識の高さが正直羨ましいと視察メンバーは感じました。残念ながら宮崎では子育て団体同士がライバルになっていたり、行政批判で終わってしまったり、住民視点で、また行政だけに頼るのではなく自分達で住みよい街を協力しながら作っていくという住民の意識は欠けているのではないかと改めて気づき反省したしだいです。秘密基地でも言われたように元気のもりでも資金は行政が、実質的な運営はノウハウのある既存のNPO2つが指定管理者となり約10年が経とうとしているのですがより良いものを、未来そのものである子供達を大事にしていこうとしている本気の姿は素晴らしく住みたい街ナンバーワンの意味がうなずける施設でした。

 

 

 

「元気のもり」はAIMビル3階にありますがAIMビルとは鉄骨鉄筋コンクリート造 地下1階・地上8階 地下駐車場 500代収容の建物で、この施設は、北九州市地域輸入促進計画の中核施設(流通センター棟=AIMビル・展示場棟=西日本総合展示場 新館)として、平成10年4月に開業しました。現在、AIMビル内には、企業のオフィス・ショールームや地元企業の国際ビジネスを支援する「北九州貿易・投資ワンストップサービスセンター」(KTIセンター)や、情報技術を活用し新事業に挑戦する起業家を支援する公共インキュベーション施設などが開設されています。さらに、子育て支援施設、商業施設「えいむスクエア」、パスポートセンターなどが入居しています。

 

小倉駅からAMIビルまでは動く歩道や屋根付きで段差もなく、ベビーカーなどを押す母親にも移動しやすく整備されていました。また3階が「元気のもり」ですが2階には下記チラシでもわかるように就職支援の施設が一箇所に集合しているので子育て世代や若者のニーズに答えているのがよくわかります。元は高層階にあったそうですが2階のほうが便利だろうとまとめて作ってしまう実行力に、またキッズコーナーの保育士が常駐なのも驚きでした。

 

 

  ◆視察を受けての今後を考える私たちの提案

 

 

・何年も希望していた内容で昨年度は提案として報告しましたが、<産み育てやすいまちづくり、多世代交流の拠点のための場所づくり>に予算をお願いしたいと考えます。(仮名:居場所ひだまり事業)このことにつきましては、東大宮のまちづくり推進委員会で年間100万ほどの予算をつけて運営しております。

 

秘密基地でも、すべての発信は場所があってこその事だとおっしゃっていましたし、元気のもりにおいても子育て世代がいつでも気軽に集える場所としての成果が大きいように考えます。上記に関しましては民意を問う事もあり、昨年度アンケートを実施させていただきましたが290人中216人が必要と回答しております。

 

 

 

・「まちはチームだ!」の意識のもと様々な仕掛けとさまざまな企画で実績を出しているコワーキングスペース秘密基地、トップクラスの子育て支援と言われている北九州市の名に恥じない、行政とタッグを組んで住民目線で地道に実績を出している元気のもり

 

これこそ「まちづくり」ではないでしょうか、そして我がまちの「まちづくり」との意識や着眼点の違いをまざまざと見せつけられました。よって住民視点によるまちづくりができるように、勉強会を含めた意識向上を目指しての定期ワークショップ開催の予算計上をお願いしたいと考えています。

 

 

 

・現在の子育て世代が考えるニーズと行政側の子育て支援のズレを感じますので民意を問う意味でも地域内の子育て支援センターなどにまちづくり告知を含めたアンケートの設置をお願いしたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆視察を受けての私たちの感想

 

 昨年のフラウ様視察に続き今回の学び、小倉まで行った甲斐がありました。まちづくり推進委員会様本当にありがとうございました。視察先は3箇所ではありましたが共通して感じたのがシビックプライド(北九州市への愛着・自信・誇り)です。市民自らが自分事として考え動こうとすることです。

 

これは地域性であり、住民から伝わる真剣さと向上心に羨ましいやら圧倒されるやらのメンバーでした。生活者視点による中央東にとっての「まちづくり」とは、今回の学びを生かしてしっかりと核の理念を確かめないといけないと感じた次第です。引き続き子育て実行委員会は活動を続けていきますので今後もよろしくお願いします。